2009年02月13日

品川駅の奇跡

今、僕は品川駅13番線のプラットフォームで、電車を待っている。無論、自宅に帰るためだ。

いや、ちょっと待ってほしい。金曜日の夜、僕は三田で仕事を終え、品川からアクアラインバスで帰宅している。 ゆえに品川駅で電車を待つというのは変だ。

アクアラインが通行止めになったのだ。

今日は、春一番が吹いた。明日は暴風雨になるという。今も風は強い。つまり、そういうことなのだろう。

僕は今、著しく体調が悪い。吐き気、下痢、倦怠感から、朝から飯を食べていない。それゆえ、仕事が終わりクタクタだ。空間認識能力が、 低下している。

僕は三田を出、品川駅に着いた。そして、木更津行きのバス乗り場へと向かった。バス乗り場には、ベンチがある。 ヨレヨレの僕はそのベンチに座った。隣には横顔から伺い知るに、かわいらしいお嬢さんが座っていた。

ベンチに座るなり、寝る態勢になったが、先にバスの回数券を出しておいた方がよいと思い、財布をバッグから取り出した。すると、 右隣に座っていた先ほどのお嬢さんがコチラを向き、何やら話す。

「どちら行きのバスをお待ちなんですか?」

コチラを向いたお嬢さんの顔は横顔に違わぬ可愛さだ。きっと彼女は、このアクアラインバスにあまり乗ったことがないのだろう。 それで僕に確認してきたのだ。そう思い、僕は優しく、そしてゆっくりと答えた。

「木更津ですよ。」

すると思わぬ答えが彼女から返ってきた。

「木更津行きのバスは止まってますよ。」

彼女は、若干優しい笑みをたたえて言った、と僕には見えた。そして、思った。「そんなバカな」と。彼女は続けて言った。

「そこに貼り紙がしてありますよ。」

僕の背中の壁に事実が淡々と述べてあった。「あぁ、何という時間の無駄、 そしてお金の無駄(品川駅から再び戻る形で千葉方面に戻らなければならないから)。」…僕は思った。

しかし、今、満員電車に揺られ、考えを新たにしている。

あのようなかわいらしいJRAの後藤浩輝騎手のバレット(お手伝いさん)に似たお嬢さんとお話が出来たのだから、 むしろラッキーだったのではないか。そして、 赤の他人にそのような助言ができる彼女の人間性の素晴らしさにふれられたこともラッキーだったのではないか、と。

今、僕は新小岩だ。
明日は朝早くアクアラインバスで東京競馬場に仕事で向かう。

posted by だーやま at 23:12| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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